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2013.12.24 Tuesday 14:17

NHLの環境意識を高める動きに追随する大学スポーツ

NHLは世界中で最も強力な環境プログラムを持つスポーツ組織の一つであるが、そのユニークでパワフルな文化への影響により、これまで必要とされていた生態学的に持続可能な活動のビジネスリーダーとなっている。NHLの今日までの環境関連の業績には以下のようなものがある:
ガロン・フォー・ゴール 水還元プログラム
ゲームのリサイクル・イニシアチブ
リーグに渡るNHL基準環境データ追跡システム
スタンリー・カップ・プレーオフの炭素埋め合わせ
食料寄付義務化
伝説の木プロジェクト
地球時間についての認知向上

これらのプログラムはリーグがファンを大事にし北アメリカのNHLコミュニティー全体の環境向上と同時に、エネルギー、水、ゴミ、そして購買活動に至るまで環境に優しいものを重要視していることを示しています。NHLがスポーツにおける環境意識向上をリードしてきた姿勢はU.S.EPA(米環境保護庁)、Beyond Sport、Communitas Awards(共に環境系非営利団体)にも認められています。

NHLの環境管理への献身はプロスポーツの環境意識向上だけでなく拡大している大学スポーツの環境に優しい活動にとっても強いモデルとなります。多くの大学スポーツは環境意識向上活動を取り入れており、多くの大学スポーツファンに対し自分たちが楽しみそして頼っている自然のエコシステムを守ることの重要性について教育するのに役立っています。

特に国内の大学ホッケーリンクはNHLの先導に続いており、スポーツの環境意識向上活動のチャンピオンとなっています。そうすることにより彼らは地球温暖化による公害を削減するのを助け、生息環境を守り、エネルギーと水を節約し環境問題のメッセージを数百万人のファンに届け、未来のビジネスリーダーを環境管理においてトレーニングすることをサポートしています。

以下に掲載するのはNRDCの最新の大学ゲーム変革者レポートから、今日までの大学ホッケーリンクで環境問題についての成果のスナップショットです。:

コロラド大学ボルダー校: コロラド大学ボルダー校 (CU-Boulder) はLEEDプラチナスタンダードを超えエネルギー利用がプラスマイナスゼロになるような、新しいレクリエーションセンターを建設しています。建物ではビル内の二カ所の室内プールとその他の部屋を暖めるためにセンターのホッケーリンクからの廃熱を再利用します。これによりエネルギー消費プラスマイナスゼロの達成を助けながら建物のエネルギー需要と年間運営コストを減らせます。

ペンシルベニア州立大学: ペンシルベニア州立大学の新しいペグラ・アイスアリーナはキャンパスにある建物の平均より18%少ないエネルギー消費を見込んでいます。様々な環境に優しい特性により、ペンシルベニア州立大学はリンクがLEEDゴールド認証を達成することを期待しています。

エール大学: エール大学の体育学部は様々な環境意識を高めるイニシアチブをインガルス・リンクに取り入れています。これらの効果には水を必要としない男性用便器へのアップグレード、エネルギー効率のよいハンドドライヤーの使用、施設全体におけるリサイクルとゴミ容器の併用が含まれます。

ボウディン大学: 2006年にボウディン大学のワトソンアリーナは米国においてLEED認定を受けた最初のアイスホッケーアリーナとなりました。施設の建設時、全ての建設廃棄物の82%が埋め立て地から転用され、新しい建築資材の40%は建築地点より500マイル以内で調達され、水の利用を22%減らせるよう通常の流水量を少なく設定し、エネルギー需要を減らすため(保温性のある)反射する屋根を採用しました。

ウィリアムス大学: ウィリアムス大学はある生徒の卒業論文に基づき年間約230,000キロワット/時節電できるように(リンクのエネルギー消費とコストを半分に削減)、広範囲に渡ってエネルギー効率向上基準を取り入れました。選手によれば、アップグレードによりリンクの空気の質が劇的に向上し、氷は平らで滑らかになり、建物内はより寒く、ライトはよりくっきり光るようになったといいます。次の策としてウィリアムス大学の体育学部ではLEEDグリーンビルディング認定、オンサイト太陽光、ゴミの転用を改善することを目指しています。

ハーバード大学: 今年ハーバード大学ではホッケーリンク、バスケットボールコート、陸上競技場、そしてトレーニングセンターの700ワットのアリーナのライトを358ワットのLEDライトに取り替えました。150個以上のライトの向上により体育学部では256,357キロワット/時の節電と、年間32,000ドルの節約が見込まれています。

Sports Illustratedの「Going, Going, Green」という記事でAlexander Wolffは生態系の脅威は我々がいつ、どこで、そしてどのようにスポーツをするかということを変え始めている、と述べています。「地球温暖化はこの星を変えていっており、スポーツの世界をも変化させている。地球温暖化はこの先やってくるのではなく、今起こっていることです。地球上で気温が上昇し海も温暖化し、地表は乾き雪は溶け、以前よりたくさん雨が降り海面は上昇しています。これら全てが我々のプレーやスポーツ観戦の仕方を変えていっているのです。」

NHLは米国とカナダにおいて不可欠な環境のロールモデルであり続け、数百万人のスポーツファンや多くの若いホッケー選手の間で環境意識レベルを上げるでしょう。今日ではプロでも大学スポーツにおいてもリーダーはビジネスのやり方をよりよいものとし、持続可能性についての生徒の期待を広めることに役立っています。これは環境向上活動を気候変動または生物学的多様性の損失についての科学的な話から未来のエネルギー、食糧、医療システムについての本質的な会話へシフトすることに役立っています。

参考サイト
NHL Green(英語)

(訳:小林 美雪)

 
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