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2013.04.18 Thursday 09:52

NIKE, “サステナブルな繊維”使用拡大のためbluesign technologiesと提携

NIKE2013/3/18-NIKEは、自社の製品に使用する材料や化学プロセスをよりサステナブルなものにするため、スイス企業であるbluesign technologiesと戦略的パートナーシップを結ぶことを発表しました。
この戦略的パートナーシップによって、bluesign technologiesによる業界先導的なアセスメントツールへのアクセスがこれまでにない規模とペースで進められることとなります。
以前は、ブランドメーカーがこれらのツールやデータを使用するためには、個々の工場のアセスメントをサプライチェーン全体にわたって行う必要がありました。このような状況では、NIKEのように世界的なアウトソーシングを行っている企業は大規模な投資と長い期間を費やさなければなりませんでした。
今回の協定によって、bluesign technologiesのツールやデータがより多くのサプライヤーにわずかなコストで提供されるようになります。

bluesign technologiesにより、NIKEのサプライチェーンは2つの革新的なツール−bluesign® bluefinder と bluesign® blueguide−を活用できるようになります。
これらのツールは、50カ国、800以上の契約工場、そしてこれらの工場に繊維を提供する何百もの製造者を擁するNIKEのグローバルサプライチェーンへと展開されます。

繊維供給者は、bluefinderを使用することにより、あらかじめスクリーニングされたよりサステナブルな繊維の前処理技術(製造プロセスに使用される染色システムや洗浄剤、他の化学物質等)にアクセスすることができます。また、同ツールにより、規制対象となっている物質の効率的管理や製造プロセスの省エネ化が可能となります。

一方blueguideは、30,000以上もの材料データベースへのアクセスを可能にします。そしてこれらの材料は、bluefinderにより検索可能な化学物質を使用し、厳正なアセスメントを実施している施設で製造されているものです。

NIKEは、最も厳しい国際的法律にもとづく規制物質リスト、および自発的に定めた規制物質リストを2001年に採用し、さらに次に掲げる事項を実現しようとしています。すなわち、繊維製造者と化学物質供給者がよりポジティブな化学プロセスを採用するような戦略を確立し、かつ内部の活動方針により有害物質を排除することです。

bluesign technologiesとの提携により、NIKEは材料供給者に対してよりポジティブな化学プロセスを提供することが可能になります。

ところで、一組の靴を考えた場合、この靴の環境影響の60%は材料に起因すると言われています。したがって、NIKEが材料製造産業に対してよりサステナブルな材料を開発•供給するよう働きかけ、恊働してそのような革新技術を普及させることができれば、NIKE自身と産業界に及ぼす好影響は非常に大きなものになると期待されます。

また、NIKEとしては、今回のパートナーシップが他者も巻き込みながら繊維製造業の在り方そのものを変えていくことを望んでいます。

bluesign technologiesのCEO、Peter Waeberは、NIKEがbluesignを活用し、NIKEというグローバルブランドの規模にふさわしいビジネスモデルを作り上げてくれることを確信しています。「NIKEは、彼らほどの規模のサプライチェーンに対する改善策を模索するにあたって、私たちbluesign technologiesと恊働することにこだわっていました。bluesign®systemを活用することにより、NIKEは顧客の要求に応え、さらには超えることができるような強力なツールを手にしたことになります。幅広い供給基地において、よりポジティブな繊維関連化学物質のリストを普及させることでサプライチェーンが化学物質の調達プロセスをより良いものにできるよう支援し、さらには環境負荷を軽減させ消費者に対する安全性を確保することができます。」

参考サイト
NIKE(英語)

(訳:安達 理央太)

 
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