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2012.05.23 Wednesday 10:50

ナイキ2010-11年度CSRレポート

2012年5月3日 ナイキ(NYSE:NKE)は、本日同社のCSRレポートである「2010-11会計年度サステナブルビジネスパフォーマンスレポート」を発表し、今期の新たな目標やコアビジネス、労働、環境に関する達成目標等についての概要をまとめました。
その中で今後ナイキが取り組む新たな挑戦や戦略に関する議論もなされ、より透明性の高い、持続可能な未来づくりに向かって尽力すると表明しています。

事前に設定した目標に対する主な結果:
-工場監査においては、深刻かつ度々の違反が見つかったという報告は依然として少なく、この5年間で5%に留まっている。また契約工場現場の不透明性は、2009会計年度の48%から2011会計年度では8%に減少したが、これはナイキ関連会社などに対する監視を増加させたことによるところが大きい。

–シューズ生産の94%、アパレル生産の43%を占める主要な契約工場(98のうち76)の79%の工場で人材マネジメントトレーニングが実施された。

–ナイキブランドを供給するシューズ生産工場では、2008-2011会計年度において生産量が20%増となった一方で、排出される二酸化炭素の量は6%減となった。

–97%のナイキブランドシューズが、同社の環境評価基準である「ナイキコンシダード基準」の基準値または基準値以上を満たした。

ナイキは、2001年より廃棄物・水資源・エネルギー・毒物・気候・労働などの主要分野における同社の環境保護的かつ社会的行動に関する報告を開始した。評価方法やデータの改善、そして目標達成を進めながら、ナイキは目標や取り組み方を見直し、問題の根本的原因を追求して大きな変化を生み出そうとしてきています。

最新のレポートでは、持続可能性に関してこれからの段階に向けた行動目標が示されている:
–プロダクト・デザイン
 全ての製品で環境面での改善を図る。これはわれわれの「コンシダードデザイン」の精神や基準から得られた持続可能性インデックスによって評価される。2015会計年度末までに、全てのナイキブランド国際モデルのシューズがシルバーの格付け、そして全てのナイキブランド国際モデルのアパレル商品が銅の格付けを獲得することを目指す。

—気候・エネルギー
2015会計年度までの間、二酸化炭素排出量を2011会計年度のレベルから20%減にする(既成環境でのフットプリント、インバウンド輸送、シューズ生産を含む)。

–労働
2020会計年度末までに、労働者や環境保護に対する努力が認められ、かつ最低でもナイキの供給&生産持続可能性基準で銅レベルを獲得した契約工場だけに供給を認める。同基準には労働者の権利と保護、健康と安全、そして公正労働協会の定める「適正賃金」アプローチに向けた革新的動きなどが含まれている。

–化学
2020年までに全商品のサプライチェーン全経路におけるケミカルハザードをゼロにする。

–水資源
会計年度2011-15を通して、アパレル商品の染色・仕上げ加工やシューズの生産における効率性を5%改善する。

–廃棄物
2011会計年度から2015会計年度までに、ナイキ社の製造部門における廃棄物を10%減にし、靴箱の廃棄量を減らす。そのためシューズ製造においては、プログラムの開始後10年で靴一足あたり35%以上の廃棄物削減を目指す。

–コミュニティ
年間の税込み収入の最低1.5倍をコミュニティに投資する。

今回のレポート発表と併せ、ナイキはユーザーがナイキのバリュー・チェーンを認識し、さまざまな分野におけるナイキの進歩や努力を知ってもらえるようにと、同社の対話式ウェブエクスペリエンスを開設しました。(http://nikeinc.com/pages/responsibility)。そこではユーザーがシューズや洋服などをデザインし、多様な材料の持つ環境的側面をチェックするだけでなく、ナイキの世界中の生産工場がインタラクティブ・マップ上において見ることができるなど、ツールが整備されています。

参考サイト
NIKE(英語)

(訳:須藤 智美)

 
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